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2019年11月号②ともに生きる 大切さ

~未来を担う子どもたちのために~

    すがすがしい秋晴れの11月7日、神奈川県立音楽堂を会場に、第61回神奈川県PTA大会が行われました。県PTA協議会会長 足立原 隆之氏が、スローガン「大人の背中〜子どもと共に成長する協働的な活動へ」を発表しました。

    年次表彰では、秦野市からは次の2名と2団体が表彰されました。

○令和元年度県知事感謝状 

    小野寺 智美さん

○令和元年度教育長感謝状 

    森谷 忠さん

○神奈川県PTA協議会団体表彰

    広畑小学校PTA

    本町小学校PTA

 

団体表彰された各校PTA会長のコメント

 

広畑小・内田 慎之介会長

    この度、県PTAより表彰を頂きました。広畑小PTAは、市内の小中学校の中では、上小に次いで人数が少ないため、各委員会が主体的に負担軽減に取り組んでいることが評価されたと思います。

 

本町小・田中 彰宏会長

    この度は表彰していただき誠にありがとうございます。本町小学校PTAの代表として厚く御礼申し上げます。これからも子どもたちの成長を温かく見守り、子どもたちの生活が充実したものになるよう努めてまいります。

 

    これまでのPTA活動で培われた功績をたたえる舞台となりました。表彰された皆様、おめでとうございます。

 

    続いて、神奈川県内2校のPTAが実践発表をしました。

①綾瀬市PTA連絡協議会

「綾瀬市P連のチャレンジ〜あやせ夜間ゼロ運動〜」

*ケータイ・スマホ・ゲーム機等の夜間使用を控えるように提言する、綾瀬市全体の取り組み。ラインの「即レス」など、トラブルに苦しむ子どもたちを何とかして救いたいとの思いから始まった。

 

②小田原市立城南中学校PTA

「小規模校におけるPTA活動の持続」

*世帯数の減少にあわせ、6委員会を4委員会に再編。近隣の小規模校と協力し、3校による共同事業の活動事例などを紹介。

 

    最後の基調講演には、臨床心理士 松坂 秀雄氏を講師に迎えました。ちなみに松坂氏は、俳優 松坂 桃李さんのお父様です。

 

【テーマ】

「子どもたちの意欲の源について」

〜思春期特有のこころの理解と対応〜

 

    思春期には親子関係の変化、将来に対する不安、友人関係の問題などから不安や動揺が大きくなっていきます。その結果、これまで以上に親を必要とし、助けてもらいたい気持ちになることもあるということです。その一方で素直に甘えることができず、相手を攻撃し、ぶつかることで理解されたいと思う、そうした感情表現のひとつとして反抗期があります。

    また「勉強」「友人」「家族」からの思わしくない事柄から強いストレスを感じることもあります。そうしたストレスが原因で発生するいじめを生まないために、地域や家族で子どもたちを支援する取り組みを考えていきたいです。

 

    子どもを取り巻く環境によって、心の不安、動揺、悩みがあることを改めて考えさせられました。親ならば誰でも、多少なりともぶつかる壁があると思います。子育てにマニュアルはなく、正解があるわけでもありません。だからこそ、壁にぶつかる度に子どもと一緒に立ち止まり、互いを尊重しながら、向き合っていきたいですね。

    より良い関係を築くため、未来を担う子どもたちに私たちができることは何か。一人ではないということ、ともに生きる大切さを伝えることが大事ではないかと思います。

 

    一つひとつの言葉に頷きながら、考えさせられることの多い貴重な講演となりました。

 

情報委員会A班

東中

南が丘中

大根中

南中

広畑小

東小

南小