活発な意見交換~いじめを考える児童生徒委員会最終回

 令和元年11月10日、今年度最後となる4回目の『いじめを考える児童生徒委員会(秦野市教育委員会教育指導課主催)が堀川公民館で開催されました。今回で12年目を迎えたこの委員会は、市内小中学校の児童会および生徒会から選出された44人の子どもたちが集い、「いじめ」という社会の大きな問題に向きあって、いじめのない学校の実現について考えていくものです。最終回は46名の PTA会員が参加し、中学校区ごとの協議の時間に加わり、有意義な話し合いが行われました。

 話し始めはどうしても「これって、こうじゃない?」という、大人が子どもの立場の違いで会話する場面が見られましたが、協議の終盤では対等に意見交換し、「確かにそうだよね」という『共感』を大人と子どもで共有している雰囲気になりました。子どもたちが 5 月からこの委員会で経験を重ねてきた成果だと思いました。

 児童生徒の主体性を生かして、いじめを生まない学校創りを目指すことがこの委員会の目的ではありますが、それに加えて、参加した子どもたちの進行、協議の仕方という、社会人に必要な能力を磨いた会でもあったと感じました。さらに、大人と子どもが輪になって話し合うという機会をもらえた事が、私たち保護者にとっても貴重な経験となりました。