近年コロナ禍の影響により、ＰＴＡ活動などの行事で中止が相次ぎましたが、今年度は感染症対策などを取りながら、３年ぶりにイベントを行うことができた学校がありました。１１月に開催されました末広小学校と本町小学校のイベントを、それぞれ取材させていただきました。
記事はそれぞれの学校ごとにアップします。
～ 末広小学校 みんなのすえひろまつり ～
１１月５日に末広小学校にて、「みんなのすえひろまつり」が開催されました。１２時～１４時に、中庭の特設ステージで子どもたちのダンスや歌の披露、青少年指導員の方々による 大型紙芝居、秦野曽屋高校ダンス部の演技、秦野ラッパ鼓隊の演奏などの、地域の各団体による出し物のほか、有志の子どもたちによるダンスや歌、漫才なども行われました。また、体育館では、秦野養護学校によるフライングディスクなどの体験や展示、校庭では秦野少年 野球部コメッツやくずは台キッカーズによる野球やサッカーの体験ができ、子どもたちの楽しそうな声が響いていました。 体育館前では、秦野市障害者事業推進センターによる手作り総菜パン、手作り民芸品、生花や加工食品、野菜などの販売もありました。
Ｑ．行事開催前の心境についてお聞かせください。
Ａ．校長先生
初めての試みということで、行事自体が子どもたちにとって思い出に残るようなものになっているか、またこれまでの行事のあり方（バザー）と比較しても、参加したいと思えるようなものになっているかというところが心配ではありました。また、運営をスリム化し少人数で行う計画でしたので、ＰＴＡの担当者の負担感なども心配であり、教職員の関わり方も含めてやってみないとわからないところが多く、期待と不安が入り混じった心境でした。
Ａ．ＰＴＡ会長
例年バザー委員がいる中でバザーを開催していましたが、今年度より新たな試みでバザーに代わ るイベントとなり、委員がいない中で本部役員を中心に検討してきました。前例のない中で、アイデアが思い付いては感染症対策も並行して考え、いかに安全に有意義な時間となるのか、毎月意見を重ねてきました。前年度までのコロナによって行事が中止となる中で、このイベントは子どもたちや保護者、先生方、参加して下さる関係団体の皆さまの心に残ればという思いが強くありました。
Ｑ．開催にあたり周囲（保護者など）からご意見はありましたか。気をつけたことなどありましたらお聞かせください。
Ａ．校長先生
特に意見というものはなかったのですが、日程の都合上運動会の翌週となってしまったため、土曜日の行事の連続はどうなのかというご意見はありました。また、人が集まることによっての感染症への不安というものもあったと思います。 各ご家庭などでも考えていただいており、直接声として学校に届くことはありませんでした。
Ａ．ＰＴＡ会長
保護者からのご意見はありませんでした。初めてのイベントで子どもたちや保護者の方々がどんなことをするのか興味を持っていたように感じます。このイベントの目的である“地域交流”を大切にして、コロナ禍で途切れた地域との関わりを多方面から繋ぎ合わせて、少しでも子どもたちの思い出に残ればと考えてきました。
Ｑ．行事を終えての感想をお聞かせください。
Ａ．校長先生
まずは子どもたちの楽しむ様子、笑顔を見ることができてほっとしています。また新型コロナについても、特に感染したというような報告はなく安心しています。バザーのようなＰＴＡの行事については、やはりまずは、子どもたちにとって楽しむことができ、思い出に残るようなものになっているかということ、そしてＰＴＡとして子どもたちに還元できる何かがあるかということが、大切だと思っています。その視点で考えると今回の行事はさまざまな場面で子どもたちの笑顔を見ることができ、本当に良かったと思っています。またＰＴＡの方々にとっては、新たな行事を一から作るということの大変さもあったと思いますが、子どもたちが「面白かった」、「楽しかった」と言ってくれることで、きっとその大変さも充実感に変わったのではないでしょうか。今後も子どもたちが楽しむと同時にＰＴＡの方々も一緒に楽しむことができる 行事を一緒に考えさせていただけたらと思います。
Ａ．ＰＴＡ会長
子どもたちの楽しそうな姿を見ることができて達成感がありました。先生方や参加して頂いた関係団体の方々の力添えがなければ、ここまでイベントを盛り上げることはできませんでした。イベントを終えて子どもたちから、「今度は私も出たい」と、ステージへの参加の声を聞いた時はとても嬉しく思いました。 初めてのイベントで次年度以降に繋がる足掛かりを作れたことは、本当に良かっ たと本部役員一同感じています。今後も出来る形で子どもたちが思い出に残るＰＴＡ活動をしていきたいです。
待ちに待ったイベント開催！！②へ続きます。